その1・はじめての海外旅行
(副題・わたしはなに人?)
ながいぞ。ながいぞ。

初めての海外旅行は会社からシンガポールへの社員旅行。

わくわく、うきうき。

なんと言っても“ ただ ”だもんね!

パスポート?  OK!
水着?  OK!
ドレス?  OK!
ドル?  OK!
ん、もう〜。すべてOKよ!
英語?  同僚に英語バッチリなのがいるし、ま、くっ付いてりゃ大丈夫でしょ。
てなことで、いざ出発!!!

家から空港まで30分くらい。
飛行機に乗るまでもすべて順調。
おっし!

いまではシンガポールまで直行便。
しかし、ちょっとだけむかしのことゆえ、
香港乗り換え。
香港で1時間くらい時間をつぶし、
ふたたびパスポートを見せて飛行機へ。

すました顔でシートに。。。
すると、スチュワーデスさんが近づいてきて、
「 Piease,〜〜〜〜???〜〜〜. 」
『 わお、日本人の顔したガ〜イジン! 』
多分、シートベルトをきちんとってことだわ。
はいはい。「 オッケ〜イ 。」

英語。
やっぱこれって、ほんとの海外旅行なのよね。
うっふっふ。

サービスタイム。
 スチュワーデスさんが前のほうからドリンクサービス。
「 ウッジュ プリ〜ズ ハブ ァ カフェ オ ジュ〜? 」
『 はァん? あ、何にするか聞いてんだね、きっと。』
「 オレンジジュース,プリーズ 」
なんちゃってね。
同僚の力を借りることなく難なく英会話成立。
 

と、と、ところおが。。。。。。。。。。。。。

グワァ〜〜〜ン!

そのあとおとなりの人や、後ろの人には。。。

「 御飲み物はなにがよろしいでしょう? 」
な〜んて聞いてんのよ。

これ、日本語だよね
さっきのはなに語?ぜったい日本語にはきこえなかったゾ。

で、おとなりの同僚に「 なに語できかれた? 」ってきいたわけ。

同僚はばかにした顔を私にむけ、
「 はァ〜?  なにいてるのサ。日本語わすれたん? 」
だって。
「 あの、日本人の顔した外人のスチュワーデスさんのこと!」
「 最初から日本語話してる日本人。日本人の顔した日本人だよ。しっかりせぇ。」

わたしは、むむむむ、だまった。

そこでわたしはスチュワーデスさんに
「 なにか雑誌あります? 」
日本語で聞いてやった。
最初ビックリした顔を見せたものの、
なにくわぬ顔で、しかも日本語で
「はい、どうぞ。」

むむむむ。。。ふたたび考え込んでしまったわたし。


 

わ〜もうすぐシンガポールよ〜。
海外ね。
飛行機でのできごとは深く考えな〜い!
 

もう私のわくわく度は極限にまでたっしていました。
入国手続き。
英語だ、英語だ。
みーんな英語。

観光なんだから、
にこにこわらってすべて「 イエ〜ス 」って言ってればOKよ。
親切な同僚のおことば。

「 YOU 〜〜???〜〜 」
「 イエ〜ス。」
「 **??〜〜??**? 」
「 イエ〜ス。」
「 @@???〜! 」
「 イエ〜ス。」
「 チャ〜ミング。?。ko。プリ〜ズ! 」
はい、判をバンバン押して私の手のなかに戻ってきたパスポート。
は〜、よかった。

でね、同僚に。
「 ねね聞いた?最後のことば。
チャ〜ミング だって。はははァ。」
同僚いわく、
「 あれってさァ、チャイニーズって聞いてたんじゃないの? 」

「 はぁ〜ん? だってパスポートに JAPANESE って書いてあるのに 」
「 だから聞いたんじゃない? 確かめるためにサ 」

なに言ってんじゃ!
きみぃ。ねたむんじゃなぁい。
あれは、絶対 【 チャ〜ミング 】って言ったんだ!!!
と力んだわたしです。

お〜海外だ〜
シンガポールだ〜

ルンルンで観光。
観光も食事もすべて会社持ち。
なんてしあわせ。
でもちょっとくらいは自分のドルも使ってみたい。
ホテルで、シンガポールドルに交換。
そして、夜、同僚とぶらりぶらりとホテルを後に。

ね、ね、なんとマックがある。
ここならあまり言葉を交わさなくても休憩できるでしょ。
同僚が注文している間、
一人外でシンガポールの夜景をたのしんでいました。

するとねアメリカ人っぽいひとが
「 ほにゃらら、ほにゃ 」て近づいてきたの。
「 ? 」
「 ほにゃほにゃ、ほにゃららほにゃ 」
『 わかんないよ〜もう。。。』

そこへ同僚が。たすかった。
彼女はシンガポールにお姉さんが住んでて、自分もいた事があるの。
横から、
「 ふにゃふにゃふにゃりん、ふにゃり〜ん 」
「 ほにゃほにゃりん 」
とかるーく答えて助けてくれます。

「 サンキュ〜 」
アメリカ人ぽい人はニコニコ満足げに
「 バ〜イ 」
とさっていった。
わたしもニコニコ「 バイバ〜イ!」手をふったりもして。

と、ここで同僚
「 彼ら道をたずねてただけ。あんたの事、どこの人とおもったのかな。
日本人だから道がよく解らないっていったら
この人も?だってさ。」
「 まったあ〜。冗談よして 」
 
 

いよいよ楽しい旅行もおわり。

旅行中にお買い物した現地の衣装を着込んで
帰りの飛行機の中。
トランプで遊んでいたわたしに
またもや、スチュワーデスさん英語で話し掛けてきた。
「 はい。わかりました。」
日本語で答えたわたし。スチュワーデスさん日本語つかってよね!

帰りは往のハイだった気持ちとは違い、おつかれもあって冷静そのもの。
ちょっと、考え込んでしまった。

この旅行中、なんどか??人ってことあった。
シンガポールは色々な民族があつまっているからね。
でもさ
わたしってどこの国の人にみえるのさ?

むかし母が、
「 あんたは自分の子とはいえ、ベトナム人の顔だねえ」
といったことがあったな。。。

お友達が
「 わたしの台湾のお友達に似てる。」
といったことがあった。。。

その台湾のお友達にもあったけど、彼女は
「 台湾にもっとそっくりな人がいる。」
ともいってた。。。

ま、どこにでもある顔ってことでしょ。きっと。
世界多民族、色々な人が共存しているだもん。
外人だ〜なんていってるのは
島国、一民族一国家の我が国くらいかもね。

だから
 
わたしは地球じ〜ん

はい、おわり。





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